世界は見ている、ここが日本の弱点 | 育鵬社
育鵬社は扶桑社の教科書事業を継承する出版社です

新刊書籍

世界は見ている、ここが日本の弱点

著者
中川浩一

判型
四六判  360ページ
定価
本体 1900 円+税
発行
育鵬社
発売
扶桑社
発売日
2024年05月31日
ISBN
978-4-594-09671-7

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本の内容

世界のインテリジェンスの最前線を熟知する、元外交官が包み隠さず明かす!

「にこやかに円卓につきながら、その下では蹴り合いをしている」と評される外交。敵対的な国は勿論、友好国や同盟国でさえも〝弱点〟を虎視眈々と突こうとしている……我が国の弱点は何か? 我々は一体何をなすべきか?

ゼレンスキー大統領は(日本の国会で)日本を「アジアのリーダー」と持ち上げた。それは中国を意識したものでも、アジアをまとめるという意味でもなく、二極化が進む時代に、アジア的、日本的な「調和」の精神で、むしろ世界の二極化・分断化を回避する、双方を橋渡しする力を日本には発揮してほしいという願いなのだと思う。そのためにも日本人一人ひとりが、世界の日の当たる部分だけではなく、日の当たらない部分も含め、バランスよくアンテナを張り、手を差し伸べていくことが重要だ。――「おわりに」より

 外交官の情報収集力は国益に直結する/外務省のアメリカ偏重主義が国を危うくする/トップリーダーの資質なき人物が国の命運を握ることの危うさ/日本が国連の常任理事国に入れない理由/アジア版NATO結成に日本だけが蚊帳の外/このままではAUKUSに入れない日本/北方四島はロシアの核戦略に取り込まれつつある/竹島を本気でとり返すために今やるべきこと/有事には餓死者が出る恐れもある食料自給率の危険水域/人命に直結する有事の際の医薬品の原薬確保に危険信号/我が国の人口がゼロになる悪夢/完全に中国に呑み込まれた香港と「次なる標的」日本の脆弱さ/終身独裁大統領プーチンとの絶望的な首脳外交と向き合い方/専守防衛を掲げる国に真の勝利はない/日本にアメリカの核の傘は本当に存在するのか/本当は脆弱な日米同盟、さらに手足をしばるものの正体/絶対に台湾有事を起こさせないためにやるべきこと/中国のスパイに蚕食される日本の安全保障/サラミ戦術で無法国家が尖閣を狙う/武器は十分か、日本にとって明日は我が身のウクライナ/宇宙戦争の最前線と日本の宇宙作戦群の未熟/世界の機密情報にアクセスできない国の深刻な弊害……等

著者プロフィール

中川浩一(なかがわ・こういち)

1969(昭和44)年、京都府生まれ。慶應義塾大学卒業後、1994(平成6)年外務省入省。1995~1998年、エジプトでアラビア語研修。1998~2001年、在イスラエル日本国大使館対パレスチナ日本政府代表事務所(ガザ)勤務、アラファトPLO議長の通訳を務める。2004~2008年、外務省中東第二課イラク班長、2001~2008年、アラビア語の天皇陛下、総理大臣通訳官。2008~2011年、アメリカ合衆国日本大使館勤務(オバマ政権の中東政策をフォロー)、2012~2015年、在エジプト日本大使館勤務(「アラブの春」後の中東情勢をフォロー)。大臣官房報道課首席事務官、地球規模課題分野別交渉官などを経て2020年7月、外務省退職。現在、日本国際問題研究所客員研究員、ビジネスコンサルタント。著書に『総理通訳の外国語勉強法』(2020年1月、講談社現代新書)『プーチンの戦争』(2023年6月、幻冬舎)、『ガザ』(2023年12月、幻冬舎新書)がある。

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