スポーツをしない子どもたち | 育鵬社
育鵬社は扶桑社の教科書事業を継承する出版社です

既刊本

スポーツをしない子どもたち

著者
田中充

 
森田景史

判型
新書判  208ページ
定価
本体 900 円+税
発行
育鵬社
発売
扶桑社
発売日
2021年11月02日
ISBN
978-4-594-08808-8

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本の内容

2021年の歓喜の陰で忍び寄る危機!
◎コロナ禍で体を動かさなくなった影響は?
◎原発事故後、福島県はどうなったか?
◎外遊びをしなくなった日本の子どもたち
◎減少の一途をたどる野球少年
◎衰退する柔道界、躍進するスケボー界
◎「eスポーツ」はスポーツか?
日本の子どもたちを取り巻くスポーツ環境の未来を問う!

【目次】
第一章 子どもたちの体力は低下しているか
令和元年度全国体力テストの衝撃/体力低下にスマホ普及の影響?/中学生の運動部活動の時間の減少/1964年東京五輪当時の子どもたちの体力/スポーツの楽しさは達成感

第二章 東日本大震災で被災した福島県の子どもたちはどうなったか
震災が奪った「外遊び」/「新体力テスト」の結果/子どもがスポーツに出会える場の創出/「ふくしまスポーツキッズ」の取り組み/「動ける子ども」を育てる/運動部の部員数の変遷/「だるまさんが転んだ」で止まれない/肥満傾向児の増加

第三章 新型コロナウイルス禍の子どもたちのスポーツへの影響
“禁じられた”外遊び/見えない感染リスクが習い事を直撃/苦境に立った町の柔道場/プランニング・フォー・プレー/「外で遊ばない」は半世紀も前から? /「ゲーム派」と「外遊び派」の二極化/部活動「暗黒」の年/高校野球大会の開催

第四章 野球の競技人口減少
高校球児は最盛期より2割以上減少/中学校でも野球人口が減少/プロ野 球の観客動員数の変遷/保護者への負担の大きさ/女子の聖地も甲子園/女子ソフトボールの危機感/5人制も実施

第五章 東京五輪から見えたスポーツ環境の課題
東京五輪での女性アスリートの活躍/女性アスリートへの偏見/噛まれた金メダル/小さくても勝てる/深刻化するSNSでの誹謗中傷

第六章 新たなスポーツ文化は生まれるか
スケートボード競技での日本選手の活躍/サーフィン旋風/一過性のブームで終わらせないために/「eスポーツ」はスポーツか

著者プロフィール

田中 充(たなか・みつる)

産経新聞運動部記者。1978年京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、地方紙を経て産経新聞社に入社。2005年からスポーツ分野を担当し、プロ野球やメジャーリーグを担当後、五輪は2012年ロンドン大会から21年東京大会まで夏冬5大会連続で取材した。共著に『日本柔道最重量級の復活する日』(育鵬社)。

森田景史(もりた・けいじ)

産経新聞論説委員兼運動部記者。1970年大阪生まれ。1993年産経新聞社に入社。大阪本社運動部、社会部などを経て、2009年から東京本社運動部。2008年北京、12年ロンドンの五輪2大会で柔道競技を担当。このほか、レスリング、相撲、日本オリンピック委員会(JOC)を担当し、東京五輪は招致活動から取材する。共著に『日本柔道最重量級の復活する日』(育鵬社)。

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