日本国憲法 八つの欠陥 | 育鵬社
育鵬社は扶桑社の教科書事業を継承する出版社です

既刊本

日本国憲法 八つの欠陥

著者
百地章

判型
新書判  280ページ
定価
本体 960 円+税
発行
育鵬社
発売
扶桑社
発売日
2021年02月28日
ISBN
978-4-594-08737-1

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本の内容

七十年以上放置された憲法の欠陥とは?
・コロナ禍や大規模災害などの緊急事態に対処する規定がない
・中国・北朝鮮の侵略行為に無力な9条
・96条の手続きが非現実的で改正できない…
今を生きる私たちは将来の日本人にどんな憲法を残したいのか?
本来あるべき憲法の姿を考える!

「緊急事態条項の欠如」や「憲法九条」「憲法前文」以外にも、日本国憲法にはさまざまな不備や欠陥が見られます。

○天皇の地位と権能が不明確(憲法1章)
○厳格すぎる「政教分離」(20条)
○「個人」の権利を優先し「家族」を軽視(24条)
○憲法改正手続きが厳しすぎて国民投票もできない(96条)

そしてこれらの欠陥にも通じることですが、他国の憲法と比べて日本国憲法に決定的に欠けているのが、「国家」という視点です。
私たちが自分の子供や孫たち、さらに将来の日本国民に、どのような日本で暮らしてもらいたいかを考えることは、彼らにどのような憲法を残していくべきかを考えることです。それゆえ明らかな憲法の不備や欠陥について、どうすればよいのかを考えることは、現代を生きる私たちの責務ではないでしょうか。(「はじめに」より)

 

【目次】

はじめに 七十年以上放置された憲法の欠陥
第一章 緊急事態条項の欠如で助かる命も救えず
第二章 国と国民を守る「軍隊」の保持を禁じた九条
・第一節 九条問題の理想と現実
・第二節 時代遅れの自衛隊違憲論
・第三節 国際常識から離れた集団的自衛権違憲論
第三章 「自分の国は自分で守る」を忘れさせた前文
第四章 天皇は「日本の君主・元首」ではない?
・第一節 「君主」「元首」規定の欠如と国事行為の問題点
・第二節 男系(父系)による皇位の安定的継承を
第五章 「政教分離」が厳格すぎてお守りまで禁止
第六章 「個人」絶対視の二十四条は「家族」すら壊す
第七章 世界一厳しい憲法改正の手続き
第八章 「政府」だけで「国家」がない憲法

著者プロフィール

百地章(ももち・あきら)

昭和21(1946)年静岡県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。京都大学博士(法学)。愛媛大学教授を経て、平成6(1994)年より日本大学法学部教授。平成29(2017)年日本大学名誉教授、国士舘大学特任教授。専門は憲法学。著書に『憲法の常識 常識の憲法』(文春新書)等。

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