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戦後七十年の真実
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昭和20年──著者14歳。故郷山形県鶴岡で終戦を迎えた。
戦前は“ごく普通の”軍国少年だった著者の目に、終戦はどう映ったのか──。
保守論壇の重鎮が、日本の「戦後70年」を総括する。
日本の国史を知るためには、日本の虹を見なければなりません。その虹を見るとは「皇室がいかに見えるか」ということなのです。戦後、その虹を見せまいと努力したのが占領政策であり、その占領政策を意識的に維持しようとしたのが日本の左翼勢力であり、教育現場で実践したのが日教組であると断定していいのではないでしょうか。──本文より
戦後70年、歴史の振り子は今どこにあるのか
第1章 私の履歴書(序章)
● 昭和19年になると明らかに学校の雰囲気が変わってきた ほか
第2章 終戦とは何だったのか
● 玉音放送を聴いても全くなかった敗戦の実感
● 今にまで尾を引く単独講和派と全面講和派の対立 ほか
第3章 終戦後、何がどう変わったのか
● 占領政策基本法としてつくられた日本国憲法
● 戦後の日本を大きく変え、多くの禍根を残した家制度の破壊 ほか
第4章 主権回復後の日本──冷戦と安保条約
● 社会主義のダメさ加減を身にしみて知った留学時代 ほか
第5章 高度経済成長とオリンピック
● 昔も今もエネルギーの安定供給は日本の絶対的生命線 ほか
第6章 冷戦の終結と失われた20年
● ソ連の誕生と崩壊が日本にもたらした大きな影響
● 虚報を流し続けた朝日新聞の大罪 ほか
第7章 残された課題
● 未婚化の原因と解消の手立てを考える ほか
渡部昇一(わたなべ・しょういち)
昭和5(1930)年山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c.(1994)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。専門の英語学のみならず幅広い評論活動を展開する。昭和51年第24回エッセイストクラブ賞受賞。昭和60年第1回正論大賞受賞。英語学・言語学に関する専門書のほかに『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『古事記と日本人』『日本史から見た日本人(古代編・中世編・昭和編)』(以上、祥伝社)、『渡部昇一「日本の歴史」(全8巻)』(ワック)、『決定版・日本史』『歴史通は人間通』『名著で読む世界史』『名著で読む日本史』(以上、育鵬社)他。 2017年4月逝去。