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日本の生き筋 ──家族大切主義が日本を救う
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この本には、「幸せな日本の創り方」が、はっきり、くっきり記されています。
皆さん、「日本の未来は、お先真っ暗だ! 」とか思っていませんか?
そう考える理由があるのですね。
最大のものは、「少子化問題」でしょう。
日本の人口は、2050年には9708万人、
2100年には4959万人まで減るというのです。
(「国立社会保障・人口問題研究所」の予測)
それで、遠くない将来、全国896の地方自治体が消滅する可能性がある。
恐ろしいことです。
その他にも、いろいろいろいろ問題があります。
・年々増えつづける児童虐待
・深刻ないじめ問題
・過労死問題
・無差別殺人事件
・親の子殺し、子の親殺し
・日本を代表する大企業の不正の数々
・農村の高齢化、過疎化
などなど。
存在する問題を列挙すれば、1冊本ができあがってしまいそうです。
こう考えると、「日本の未来はお先真っ暗だな」と信じてしまっても、
仕方ありません。
しかし、そんな絶望は、この本を読むまでです。
というのも、日本の諸問題には、「解決方法」があるからです。
この本で示される解決方法とは?
第1章では、日本を幸せな国にするための「3つのキーワード」を提示します。
「もっとがんばれ! 」「根性! 」「気合! 」「汗をかけ! 」とはいいません。
むしろ「根性があればなんとかなる」という「不毛な精神論」が、
「日本停滞の原因」と考えます。
では、どんなキーワードが、日本人を幸せするのでしょうか?
第2章では、日本の新たな中心的価値観について解説します。
戦後、日本は「経済」「金儲け」「会社」を中心に国づくりを進めてきました。
そのおかげで日本は奇跡的成長を果たし、
アッという間に世界第2の経済大国になれました。
しかし、1990年代初頭のバブル崩壊で、「会社教」はその役割を終えました。
今の日本には、「新たな中心的価値観」が必要です。
それは、なんでしょうか?
この章を読めば、わかります。
第3章では、地方を復活させる秘策について触れます。
皆さん、日本では今、
東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、愛知県、沖縄県以外の
すべての道府県で人口が減少していること、ご存知でしたか?
そう、日本の地方は、
1.少子化 2.人口流出 という2つの大問題をかかえているのです。
この章では、「東京圏から地方に人を誘導する方法」について書きます。
第4章は、給食革命と農業の復興についてです。
この章に書かれていることを実行すれば、日本の子供たちは健康になり、
成績も上がり、ひょっとしたらいじめが激減するかもしれません。
さらに、日本の農業は復活し、農村は豊かになり、
なんとエネルギー自給率が上がります。
第5章では、少子化問題を解決する方法について書きます。
日本のメディアは、「少子化問題で、日本はもうダメだ! 」といいます。
確かに、日本の少子化問題は深刻。
しかし、「もうダメだ! 」とか、いわないで欲しいものです。
というのは、「出生率を上げる方法」は存在するからです。
この章では、ロシアの出生率を、1.16から1.75まで高めた
超シンプルな方法をご紹介します。
そのままでは使えないので、
「日本ではどうアレンジするべきなのか?」も書きます。
この方法が採用されれば、5年後、
日本に少子化問題は存在しなくなっていることでしょう。
第6章では、日本が世界でますます愛され、尊敬され、
なおかつ世界に「和」をもたらす方法について書きます。
この方法を実行することは、「日本があるべき姿になる」ことであり、
おそらくほとんどの国民に賛同していただけることでしょう。
何はともあれ、「日本の未来は真っ暗だ! 」という、イメージを捨てましょう。
日本には、明るい未来が待っているのですから。
北野幸伯(きたの・よしのり)
国際関係アナリスト
1970年生まれ。
19歳でモスクワに留学。
1991年12月、現地でソ連崩壊を目撃する。
1996年、ロシアの外交官養成機関である「モスクワ国際関係大学」(MGIMO) を、日本人として初めて卒業。(政治学修士)
1999年、メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」(RPE)を創刊。
「わかりやすい! 」「面白い! 」「予測があたる! 」と話題になり、読者数が急増しつづける。
RPEは現在、会員数56000人。
業界最大手「まぐまぐ」の「ニュース、情報源部門」で日本一のメルマガである。 また、2015年「まぐまぐ大賞」で総合1位を受賞。「日本一のメルマガ」と認定された。
リアリズム大国ロシアの首都モスクワに28年在住。
アメリカや、平和ボケした日本のメディアとは全く異なる視点から発信される情報は、高く評価されている。
著書に、
『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)
『隷属国家日本の岐路』(ダイヤモンド社)
『プーチン最後の聖戦』
『日本自立のためのプーチン最強講義』
『日本人の知らないクレムリン・メソッド』
(以上、集英社インターナショナル)
『中国に勝つ 日本の大戦略』(育鵬社)
などがある。
著者のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」
(http://www.mag2.com/m/0000012950.html)