大人の道徳 | 育鵬社
育鵬社は扶桑社の教科書事業を継承する出版社です

既刊本

大人の道徳

著者
齋藤 孝

判型
新書判  192ページ
定価
本体 830 円+税
発行
育鵬社
発売
扶桑社
発売日
2018年09月04日
ISBN
978-4-594-08053-2

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本の内容

道徳はキレイごとではありません。
先人たちが伝えてくれた「精神文化」と「身体文化」の結晶です。

よくビジネスパーソンに必要なスキルとして「IT・会計・英語」の3つが挙げられたりしますが、
私はここに「道徳」も入れたい! と本気で思っているほどです。

インターネットが世界中を駆け巡り、すべての情報が一瞬のうちに共有されるグローバル社会において、
人間関係はどんどん多様に、そして複雑になっています。

本来人を幸せにする技術が、人をおとしめたり、誤解したり、孤立化させる要因にすらなっています。
こうした閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要なのが、本当の意味での「道徳」なのです。──(「はじめに」より)

【目次より】
はじめに──大人たちにこそ「道徳」は必須の〝能力〟

第1章 今までの価値観が通用しない時代
1 大人たちの非道徳的な振る舞い
2 変容する家族のカタチを踏まえた価値観の再構築
3 冷静な「世間の目」を自分の中に持つ

第2章 道徳=心+精神文化+身体文化
「心」──個人的で移り変わりやすい感情や気分
「精神文化」──共同体で共有される普遍的な意思、気構え、秩序
「身体文化」──礼儀作法、書道、武道など……

第3章 今の日本人が軽視する「礼」は形式的だからこそ意味がある
仁、儀、礼、智、信──5つの徳目
剣道でガッツポーズがいけない理由
「礼」で「心」を制御する
形式化されているから誰にでも通じる……

第4章 道徳のベース「理解力」と「対話力」を育むために文学に触れ「心」を知る
1 文学から「心」を学び人間を理解する
2 他者を理解するために対話を続ける
3 対話を続ける粘り
4 どうしても苦手な相手には「敬遠策」

第5章 ネット社会が増幅させる人間の負の感情を直視する
1 IT社会は今まで以上にコミュニケーション力が必要
2 SNSが中世の魔女狩りを現代に再現させた

第6章 他者とより良い人間関係を築くために道徳を実践する
1 日本人は押しが弱いが道徳が試されるのは行動時である
2 他者とより良い人間関係を築くための道徳
3 道徳は「できるか、できないか」
4 今汝(なんじ)は画(かぎ)れり

おわりに──精神文化と身体文化を受け継ぎ道徳を実践する

著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう・たかし)

明治大学文学部教授。昭和35(1960)年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『現実を動かす会話力』『声に出して使いたい大和言葉』(以上扶桑社)など多数。

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