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決定版・脱亜論
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明治維新150年。
その間、日本は大きな変貌を遂げたが、
日本を取り巻く東アジアの国際情勢は、
驚くほど当時の状況と“重なって”見える。
120年前、福澤諭吉によって唱えられた「脱亜論」。
その中で“悪友”と記された中国、朝鮮と
現在の日本の関係も、まさにそうである。
本書は、緊迫を増す東アジア情勢の下で、
日本の進むべき道を、明治維新の歴史に学ぶ。
明治のリアリスト福澤諭吉が、現代に蘇ったら
いったい何と言うのだろうか?
【目次より】
序 章 不羈独立──明治のリアリズム
第1章 明治維新──なぜ日本は近代化に成功したのか
第2章 朝鮮近代化への挑戦と挫折──福澤諭吉と金玉均
第3章 福澤諭吉の「脱亜論」──全文を読む
第4章 陸奥宗光と日清戦争──清韓宗属関係の切断
第5章 果てしなきロシアの野望──三国干渉と極東アジア
第6章 生死の中の日本──日露戦争と日英同盟
第7章 韓国併合──併合には「理」があった
第8章 台湾とは何か──日本統治がもたらしたもの
終 章 極東アジアの地政学の今を読み解く
※各章末に「福澤諭吉の声①~⑧」を収録
渡辺利夫(わたなべ・としお)
拓殖大学学事顧問、前総長、元学長。1939年6月山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学卒業、経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て現職。前外務省国際協力有識者会議議長。第17期日本学術会議会員。元アジア政経学会理事長。(公)オイスカ会長。外務大臣表彰。正論大賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(吉野作造賞)、『開発経済学』(大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代』(開高健賞正賞)、『アジアを救った近代日本史講義──戦前のグローバリズムと拓殖大学』、『放哉と山頭火──死を生きる』、『士魂──福澤諭吉の真実』などがある。