兵法三十六計で読み解く中国の軍事戦略──「戦わずして勝つ」台湾侵略と尖閣占領 | 育鵬社
育鵬社は扶桑社の教科書事業を継承する出版社です

既刊本

兵法三十六計で読み解く中国の軍事戦略──「戦わずして勝つ」台湾侵略と尖閣占領

著者
上田篤盛

判型
四六判  304ページ
定価
本体 1700 円+税
発行
育鵬社
発売
扶桑社
発売日
2025年09月29日
ISBN
978-4-594-10137-4

この書籍を購入する

お求めは全国書店、または 以下のオンライン書店にて購入できます。 注意事項

この電子書籍を購入する

お求めは以下のオンライン書店にて購入できます。 注意事項
書店を選んでください
下記のボタンを押すと、各書店のサイトへリンクします(外部サイトへリンクします)
海外への発送はできません。
お届けまで2~7日かかります。
在庫状況等により、ご注文の商品を発送できなくなる場合があります。
お問い合わせは各販売先までお願いいたします。
本の内容

三十六計逃げるに如かず、

遠きと交わり近きを攻める、

無中生有(むちゅうしょうゆう)、

指桑罵槐(しそうばかい)…

習近平政治の底流にある「古典兵法」思想を理解し、中国の次の一手を読む!

 

◎戦略的撤退と戦術的脱出を駆使した毛沢東の軍事戦略

◎味方を切り、共通の敵を外に作る──鄧小平以降の権力闘争術

◎〝見せかけの威容〟で抑止力を演出する核戦略

◎〝でっち上げ〟と過去の歴史で正当化する領土支配戦略

◎友好を装い、愚かさを演じて相手を欺く仮面の外交計略

◎少数民族と異文化圏を制圧する「骨抜きとすり替え」の浸透戦略

◎内部に浸透し、相手の心理を操る中国の情報戦略

◎他国を使い、近隣を制する外交戦略

◎第三国の戦争を利用した影響力拡大と対台湾包囲戦略

◎『超限戦』思想に基づくグレーゾーン戦略

◎誘導・封鎖・孤立化で有利な戦場を作る作戦・戦術

◎隙と混乱に乗じて奪い取る領土拡張の戦術

◎中枢を突き、陽動で攪乱し、混乱に乗じる台湾攻略作戦

◎奇襲と欺瞞の波状攻撃を用いた台湾侵攻戦術

 

 

中国の戦略における根幹は、「戦わずして勝つ」という古典兵法の思想にある。単に戦争を避けるという意味ではない。むしろ本質は、戦いが始まる前に相手の力を削ぎ、自らにとって有利な条件を積み上げ、最終的に武力を用いても確実に勝てる状況を作り出すことにある。中国はすでに、台湾周辺でその片鱗を見せている。

このような状況から、中国の意図を読み解くうえで『孫子』をも上回る示唆を与えるものとして、『兵法三十六計』が注目される。

本書では、台湾、南シナ海、尖閣諸島、そして認知空間といった現代の〝戦場〟において、『兵法三十六計』がいかに複合的に組み合わされ、戦略的に機能しているのかを、歴史的背景と具体的事例の双方を通じて明らかにしていく。

(はじめにより)

 

(本書の内容)

序 章 中国兵法の哲学と『兵法三十六計』体系

 

第1章 退き、守り、機を待つ――撤退・回避の計略

1)危地から脱する戦略的・戦術的撤退

2)一部を犠牲にして全体を救う

3)敵の判断を狂わせて退路を得る

 

第2章 静かに備え、持久戦で勝利する――持久・温存の計略

1)虚構と権威を活用して優位の態勢を築く

2)力を隠して好機を待つ

3)敵の根を断ち力を奪う——正面から戦わず〝支え〟を静かに崩す

4)敵の意識や判断を操作する——信じさせ、惑わせ、欲に釣る「心の戦い」

 

第3章 他を使い、口実を創り、柔軟に制する――間接・柔軟の計略

1)他者の力を得て有利に戦う

2)敵の崩壊を待ち主導権を握る

3)敵の出方に柔軟に対応する

 

第4章 戦いを設計し、積極的に仕掛ける――攻勢・奇襲の計略

1)戦場を選び、相手の選択肢を奪う

2)好機を見極め、一気に勝負を決する

3)敵の中枢を狙い、混乱を仕掛ける

4)欺きと奇襲で相手の判断を奪う

 

終 章 計略を読み、備える国家へ——兵法思考と日本の戦略的課題

著者プロフィール

上田篤盛(うえだ・あつもり)

元防衛省情報分析官。株式会社ラック「ナショナルセキュリティ研究所」客員研究員、(一社)日本カウンターインテリジェンス協会顧問。1960年生まれ。防衛大学校(国際関係論)卒業後、1984年に陸上自衛隊に入隊。幹部レンジャー課程を修了後、情報業務に従事。1993年から96年にかけて在バングラデシュ日本国大使館に警備官として勤務し、危機管理、邦人安全対策などを担当。帰国後、防衛省情報分析官および陸上自衛隊情報教官として勤務。2015年に定年退官。現在はインテリジェンス、防諜、サイバーセキュリティーに関する啓発活動を行っている。隔月誌『GLOBAL VISION』にて連載中。これまで内閣官房、防衛省、国土交通省、財務省、厚生労働省などの官公庁、自治体、企業において多数講演を行う。著書に『武器になる情報分析力』『戦略的インテリジェンス入門』(以上並木書房)、『未来予測入門』(講談社現代新書)、『情報戦の日本史』『カウンターインテリジェンス―防諜論』(稲村悠氏との共著)以上育鵬社)など多数。

本についてのご意⾒・ご感想は、こちらから

いただいた内容は、ご本⼈の了解をいただいた上で『読者の声』として利⽤させていただくこともございます。