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各位

平成21年9月14日

扶桑社教科書の採択御礼と
藤岡信勝氏らによる裁判結果のご報告


株式会社 扶桑社
株式会社 育鵬社
代表取締役社長 久保田榮一

 拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて今夏は、学習指導要領の改訂の関係で、平成22、23年度という、例外的に2年間使用される中学校教科書の採択時期に該当しておりました。
 中学校の教科書を発行してきた既存の出版社は当扶桑社を含めすべて、平成17年春に検定合格した教科書を採択の対象としておりましたが、その結果についてご報告いたします。

 当扶桑社が発行する中学校歴史、あるいは公民教科書は、これまで使用していただいた多くの教育委員会と私立校で継続採択していただきました。さらに新規では、愛媛県今治地区(今治市、上島町)と浪速中学校(私立、大阪府)で、歴史・公民教科書を採択いただきました。
 この結果、4年前の採択時と比べ、歴史・公民ともに概算でありますが、約2000部採択部数が増え、歴史教科書は6800部、公民教科書は4300部となりました。これもひとえに、ご理解、ご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。

 この平成22、23年度の2年間は、すでにご案内してきましたように、これまで通り扶桑社より発行・供給を行ってまいります。
 なお次回の採択は、2年後の平成23年夏となりますが、これもご案内の通り、扶桑社の教科書事業を継承する育鵬社(扶桑社の100%出資の教科書専門会社)が、教育基本法と新しい学習指導要領に基づく教科書編集作業を精力的に進めており、装いも新たに必ずやご期待に添える教科書として発行してまいります。これまで扶桑社にいただきましたご理解、ご支援を、引き続き育鵬社にいただきますようお願いいたします。

 ところで、「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)の動きについて、ご報告させていただきます。

 当社は4年前の採択結果を踏まえ、それまで協力関係にあったつくる会に対し、教科書内容の更なる改善を提案し、藤岡信勝氏らにも引き続き執筆依頼を行いました。しかし、藤岡氏らは独自の道を歩みたいとのことで、当社とは異なる出版社(自由社)から平成20年4月に中学校の歴史教科書のみを検定申請し、今春、検定合格した経緯があります。
 その後の藤岡氏らの動きの概要は以下の通りでございます。

@ 「つくる会FAX通信」(平成20年4月17日付)で、自らが自由社より検定申請したことにより、「扶桑社は平成22・23年度使用の歴史教科書を供給できなくなることとなりました」と、事実とまったく異なる虚偽の記述を行う。
A 平成20年6月に、西尾幹二氏らとともに、平成22年度以降の当社教科書の「出版差し止め訴訟」を東京地裁に提起する。
B 平成21年1月、同趣旨の「仮処分の申し立て」を東京地裁に行う。

 まず、Bの仮処分の申し立てについて同地裁は、平成21年3月17日、藤岡、西尾両氏らの申し立てを却下する決定をし、この決定を不服とする両氏らは知的財産高等裁判所に即時抗告を行いましたが、同年3月27日、同高裁はこれを棄却しました。
 次に、Aの出版差し止め訴訟に関しても、今年8月25日、同地裁は、両氏らの請求をすべて棄却する判決を言い渡しました(控訴がなかったので判決は確定いたしました)。
 このように、藤岡、西尾両氏らが立て続けに行った訴訟や仮処分は、ことごとく敗訴となっております。明らかに理がない請求を行っていると裁判所が判断したためです。

 さて、2年後の平成23年夏には、当社の教科書事業を継承する育鵬社が採択に臨みます。教育基本法に最も適った、子供にとって最善の教科書発行のため、努力を重ねてまいる所存でございます。今後とも何卒ご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

敬具

【お問い合わせ先】
扶桑社 教科書事業部
電話 03−5403−8899
FAX 03−3432−8689

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