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本のご紹介

新刊本のご紹介
夫婦口論

夫婦口論

著者:三浦朱門・曽野綾子
判型:四六判並製232ページ
定価:本体1400円+税
発行:育鵬社 発売:扶桑社
発売日:平成21年11月20日
ISBN:978-4-594-06103-6
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【 注意事項 】

【書評】

教育新聞 平成21年12月10日号の「記者の目」で「夫婦口論」が紹介されました。

○…教育はすべて強制から…○

 ○…作家でキリスト教徒の三浦朱門、曽野綾子ご夫妻が対談した最新刊『夫婦口論』(育鵬社発行、1470円)を興味深く読んだ。構成は、「流されない生き方」「子供に何を教えるか」「成熟した大人になるために」「よき日本人であれ」など10章からなっているが、教育の本質を考える上で、示唆に富んだ内容が数多く盛り込まれている。
 ○…三浦氏は、かつて文化庁長官を経験し、いまでも全国各地で行われている国民文化祭を創設。曽野氏は00年の教育改革国民会議で、全生徒に一定の適当な時期に奉仕活動をさせるべきだと提言するなど、ご夫妻とも文化はもとより教育に大きな関心をもっている。
 ○…この中で注目したいのは、「子供に何を教えるか」の章。「すべての教育は強制から始まる」「家庭に民主主義は要らない」「子供を甘やかした個室主義」「人間関係の基本は家庭の食卓から」という構成で、いずれも「子供は自由に個性的に教育すべし」という論者には、受け入れられない内容だろう。
 ○…「教育はすべて強制から始まる。最初に強制された型があるからこそ、そこからどう解き放たれるかという自由がある」(曽野氏)、「どんなことにせよ、強制されたものの中で子供は自分なりの対応の仕方を見つけていく。そうするうちに自分の個性を発見する」(三浦氏)。これらの言葉に賛同する人は多いはずだ。
(M)

【書評】

産経新聞 平成21年11月28日号の「産経書房」に「夫婦口論」が掲載されました。

優れた人生論、至言が随所に

 本書は今年で結婚生活56年目の作家夫妻による初の本格的夫婦対談だ。結婚、家族、教育、信仰、老い、健康法、日本と世界など、テーマは多岐にわたる。
 曽野氏が女学校時代に、外国人シスターから躾けられた「日本人教育」の話は印象深い。スペイン人のシスターに日本式の最敬礼を繰り返し練習させられたという。To be international,be national(よい国際人になるには、まずその国の人として立派になりなさい)。それが彼女たちから徹底して教えられたことだったという。曽野氏は、「人は一つの国家にきっちりと帰属しないと、『人間』にもならないし、他国を理解することもできない」と明快だ。
 三浦家の子育ての話も頗る面白い。「すべての教育は強制から始まる」「家庭に民主主義は要らない」が三浦家の教育方針。食事の時間に「みんなが見ているから自分もテレビが見たい」と言った小学生の息子に三浦氏が腹を立て、テレビを庭に捨てた逸話が語られている。三浦氏は、「世間はどうあろうとも、うちはうちだと言える親が少なくなった」と慨嘆する。家風や型が失われ、日本人は根無し草のようになったと。
 このほかに、お二人がキリスト教徒になった経緯や、夫婦円満の秘訣なども飾らぬ言葉で明かされている。
 本書は優れた人生論であり、幸福論・教育論・日本人論・夫婦論でもある。至言が随所にあり、老若男女を問わず、読者はその人生経験に応じて、自分に合った宝物を見つけられるに違いない。口論という名の公論。汲めども尽きぬ井戸のような対談といえよう。
(育鵬社編集長 大越昌宏)

【本の内容】

夫婦生活56年! 初の本格的夫婦対談!

三浦「幸福は他人が与えてくれるものではない。自分で発明しなきゃいけないんです」
曽野「そう。幸福の意味は、自分で見つけるしかないんですね」

戦争、結婚、家族、教育、信仰、老い、健康法……。
答えを見出しにくい時代の中で、「幸せに生きる」ための知恵!
作家の二人が、夫婦と人生、日本と世界を縦横無尽に語り合った
口論という名の公論!

◎ 価値ある人生のための10章 ◎
 1 流されない生き方
 2 子供に何を教えるか
 3 成熟した大人になるために
 4 自立した人生のすすめ
 5 よき日本人であれ
 6 国際社会で生き抜くために必要なこと
 7 人生に必要なこと
 8 宗教と人生
 9 夫婦の生き方・哲学
10 エピローグ――後生へのメッセージ

【著者プロフィール】

三浦朱門(みうら・しゅもん)

大正15(1926)年、東京生まれ。東京大学文学部言語学科卒業。日本大学芸術学部の教職に就くとともに第15次『新思潮』に加わり作家活動に入る。昭和42年、『箱庭』で第14回新潮文学賞受賞。昭和45年、ローマ法王庁よりヴァチカン聖シルベスト勲章受章。昭和58年、芸術選奨文部大臣賞受賞。昭和60年4月〜61年8月、文化庁長官を務める。平成11年、正論大賞受賞、文化功労者となる。現在、日本藝術院院長。

 

曽野綾子(その・あやこ)

昭和6(1931)年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。昭和29年、「遠来の客たち」が芥川賞候補となり文壇デビュー。昭和54年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。昭和63年、鹿内信隆正論大賞受賞。平成5年、日本藝術院恩賜賞受賞。平成9年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞、読売国際協力賞受賞。平成15年、文化功労者となる。平成7年12月〜17年6月、日本財団会長を務める。現在、海外邦人宣教者活動援助後援会代表。日本郵政株式会社社外取締役。

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