育鵬社 IKUHOSHA Publishing Inc.

メインコンテンツ

育鵬社通信

本のご紹介

新刊本のご紹介
丸投げされる学校

丸投げされる学校

著者:石井昌浩
判型:四六判並製240ページ
定価:本体1500円+税
発行:育鵬社 発売:扶桑社
発売日:平成21年7月3日
ISBN:978-4-594-05968-2
■この書籍を購入する
お求めは全国書店、
または
以下のオンライン書店にて
購入できます
【 注意事項 】

【書評】

日本教育新聞 平成21年10月5日号に「丸投げされる学校」の書評が掲載されました。

学校の本来的姿を熱く提言

 良い本が出版された、とまず思った。子どもや若者をめぐるさまざまな問題が生じ、心ある人々を不安に陥れている昨今、それらの根源がどこにあるのか、そこからの脱却、再生はいかにしたらよいのか、それらを極めて明快に、かつ深く掘り下げながら論じた快著である。
 序章での「文科省―地教委―学校という階層固定によって責任転嫁の構造が日常化し、すべての矛盾は学校に丸投げされてきた」という問題点の指摘は、本書を貫く主要な見解だ。
 加えて子どもを持ち上げ、もてはやす「子ども中心主義」の世相が「手放しの子ども礼賛」を生み、「子どもたちに支配された学校」をつくってしまった。
 かくて小学生の暴力に耐え忍ぶ教師や「よろず承り所」としての学校が現実となり、そこへ教職員組合の道徳教育反対、国旗・国歌反対、ジェンダーフリーなどの主張が入り込み、混乱を助長している。
 このような「学校」の再生、再興を図ることは国家的な大問題であり、その頼もしい歩みは始まっている、と著者は明言する。教育基本法の改正がそれであり、東京・品川区の教育改革、同世田谷区の教科「日本語」の特設などを紹介しつつ、進むべき道を力強く説く。元気が出る。学校の本来像を熱く提言した迫力の一書だ。
(野口芳宏・植草学園大学発達教育学部教授)

* 書評の著作権は日本教育新聞社に帰属します。記事の無断転載は固くお断りいたします。

【本の内容】

こんな学校に誰がした!

教育界の無責任体質に振り回され、
子供中心主義で育った児童・生徒にお手上げの学校……
教育再生は果たして可能なのか?

学校の現状だけでなく、文科省や教育委員会の体質、戦後教育史、注目の教育実践などを、時事問題と絡めて分かりやすく解説。
この一冊で、日本の教育がズバリ分かる!

[フィクションの世界で育てられた子供たちの悲劇]
秋葉原通り魔事件、託児所化した学校
[教育界、丸投げの連鎖]
大分県教委の教員採用汚職、文科省の学力テスト結果公表
[道徳を教えない道徳教育]
価値観の押しつけを避ける道徳授業、日教組の道徳反対闘争
[虚構の戦後民主主義教育]
アメリカによる教育改革、靖国神社焼却計画、日教組結成
子供中心主義教育、教育の現代化、ゆとり教育という幻影
[フィンランドの教育、学力世界一の秘密]
[教育基本法改正の意義]
[東京都品川区の教育改革]
[東京都世田谷区の教科「日本語」]
…ほか

【著者プロフィール】

石井昌浩(いしい・まさひろ)

昭和15(1940)年、山形県生まれ。
早稲田大学法学部卒業。東京都教育庁勤務。 都立工業技術教育センター所長、東京都教育庁施設部長、東京都現代美術館副館長、 東京文化会館副館長、都立教育研究所次長を歴任。東京都国立市教育長、拓殖大学客員教授を経て東京造形大学講師。日本教育再生機構副理事長。専攻は戦後教育史。

■本についてのご意見・ご感想は、こちらから

いただいた内容は、ご本人の了解をいただいた上で『読者の声』として利用させていただくこともございます。

ページトップへ